ANA国際線 新ビジネスクラス”The Room”、子連れが乗るべき席を検証!

子連れ旅行

先日、ANA(全日空)の新ビジネスクラス”THE Room”(B777-300ER)に搭乗しました。

日本を代表するあの隈研吾氏監修の、広くてオシャレなシートで、膝上幼児と2人で1席でもかなり快適に過ごせます。
現在は東京(羽田空港)〜ロンドン(ヒースロー空港)間のみの運行ですが、
子供の年齢に関係なく、子連れでビジネスクラスでヨーロッパに行くなら、ロンドン経由にするのもアリと思うレベルに快適でした。

通路側のドアが閉まったり、隣の席とのパーテーションを下げてシートをつなげられたり、と今までにはなかった機能があるため、シチュエーションに合った席を選ぶ事で、より快適な空間に変貌します。
最適な席で、お子さんとの空の旅を満喫しましょう。

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子連れでビジネスクラスに搭乗することについて

そもそも、子連れがビジネスクラスに乗るべきではない!という話を耳にします。

せっかく快適なビジネスクラスなのに、着いたらすぐ仕事だからゆっくり寝たいのに、
など、騒ぐ子供に邪魔されたくない!という事だと思っています。

なるべく長く寝かせる、なるべく集中して遊ばせる、なるべく機嫌よくいさせる努力をして、
他のお客様の迷惑にならないようにしましょう。

“THE Room”の席はこんなシート

まず、席を簡単にご紹介。

1-2-1列の、このような並びで。

このような席です。

子連れでオススメの座り方

まず、トイレ(セクションの切れ目)近くがオススメです。

先に結論から言うと、

お子さんが2歳以上
・親1、子1(席必要)→中央列の後ろ向き2席
・親2、子1(席必要)→中央列の後ろ向き2席、通路を挟んだ窓側席
お子さんが2歳未満
・親1+子1(席不要)→窓側席(ただし、バシネット利用なら中央列の各セクション最後席)
・親2+子1(席不要)→中央列の前向き2席
お子さんが複数の場合は、シートの特徴をふまえて、年齢や子供同士の関係性から検討

では、シートマップを見ながら詳しく説明していきます!

小児(2歳以上)と乗るなら、中央後ろ向きの2席がオススメ!

新ビジネスクラスのシートは、1-2-1列で、前向きの座席と後ろ向きの座席が交互に並んでいます。
(↑の方を向いて●に座ります)

シートマップ

親1、子1で乗るなら、中央列の後ろ向き2席!

2歳以上でお子さんも1席必要な場合、

中央列の後ろ向きの2席

がオススメ。つまり、上のシートマップで赤く囲んだ15EとFのような並び席がオススメです。

今までの羽田〜ヒースロー間のANA便のビジネスクラス(スタッガート式シート)は、
プライベート感がある反面、隣の席との距離が遠いのが子連れにはデメリットでした
席が遠いため、駐在組の間では「子連れでビジネスに乗るならJAL」と言う人もいる程。

この”THE Room”のシートなら、パーテーションを上げればプライバシーが守られる上、
パーテーションを下げればこんなに近い!

後ろ向きシート

食事も快適。隣の席から手を出す事も簡単。

食事

また、液晶画面は隣の席からでも見えますし、手を伸ばせば届く場所にあるので、タッチパネルを代わりに操作する事もできます。
ヘッドフォンの差し込み口が席の両側にあるので、お子さんの席の片方の差し込み口に自分のヘッドフォンのコード、もう片方にお子さんのコードを差し込めば、隣の席からでもビデオや映画を一緒に観られます

食事の時間が終わったら、通路側のドアも閉めてしまえば、お子さんと二人だけの広い個室
お互いのスペースは十分に確保されるけど、距離感は近い。快適です。

ちなみに、前向きのシートはお互いに通路側に座るため席が遠くなりますので、「後ろ向き」で
下の写真が前向きシート、荷物が置いてない所に座ります。

中央の列の前向きシート

後ろ向きでも、乗ってて違和感なし

後ろ向きのシートは他社の便にもありますが、乗っていて違和感はあまりありません。
離陸の時に、着陸のようにGが前にかかるような感覚があったり、
着陸の時に、離陸のようにGが後ろにかかるような感覚があったりしますが、それだけです。

できれば、セクションの切れ目の近くの席

隣の席へのアクセスのしやすさ

中央列の2席はこんなに近いですが、パーテーションは足元までは下がらないので、座席間を直接行き来する事はできません
隣の席に行きたい場合には、セクションの切れ目の部分まで行って反対側の通路へ行く必要があります。
お子さんならパーテーションを下げて乗り越える事もできなくはないですが… マナー上の問題がありますね。

一緒の席で遊ぶ時トイレに連れて行く時、寝る時(ベッドメイキング、添い寝が必要)など、
何度か行き来する可能性がある場合はセクションの切れ目の近く、つまり、各セクションの前の方か後ろの方の席がオススメです。

2人で一緒に座っても広さは十分!
(消灯後の写真なので暗いですが、フルフラットにして2人で横に並んで座っても、まだスペースがあります)

一緒に工作

トイレへのアクセスのしやすさ

トイレもセクションの切れ目の部分にありますので、トイレに近い事も便利です。

特に、オムツが外れたばかりで、漏れる直前でトイレを申告してくる場合は少しでも近い方が安心。
また、親がトイレに行く時にお子さんを席に置いて行っても、トイレが見える場所ならあまり不安な気持ちにさせずに済みます。

席の通路側についているドアを閉めれば、トイレ近くゆえの人の行き来はほとんど気になりませんでした。

親2、子1で乗るなら、もう1席は通路を挟んだ窓側の席がオススメ

ご夫婦とお子さん(2歳以上)で乗る場合、もう1席は

通路を挟んだ窓側の席(お子さんが15Eなら15A)
が良いと思います。
通路側のドアを開けて顔を出せばお子さんが見え、お子さんのトイレに付いて行ってあげるのも楽で、良いですよ。

シートマップ

ちなみに、前の席を蹴ってしまったり、引き出すテーブルをガタガタさせてしまったりするような作りにはなっていませんので、
前の席のお客様に迷惑をかけないようにと、お子さんの前の席に座る必要はありません

幼児(2歳未満)と乗るなら…

2歳未満のお子さんは膝上での搭乗が可能で、席は必要ありません。
この”THE Room”、添い寝も余裕の広さで、ドアを閉めれば授乳も気兼ねなくでき、快適です。

親1+子1(席不要)で乗るなら、窓側席が無難(つかまり立ち以降)

お子さんと2人で乗るなら、

窓側席

がオススメ。

中央列の席では、お子さんがパーテーションを上下に動かすボタンに気づいたが最後、絶対に遊びたがります
隣がたまたま空席ならまだ良いですが、お客様が乗っていたら大変。やめさせるのも結構大変。
そんな地獄、目に浮かびます。

先日、私と0歳児が中央列の席で(夫と上の子は前の列の2席)搭乗しましたが、つかまり立ちができるようになったら、怖くてそんな配置では座れません。

トイレ近くであるセクションの切れ目

2歳以上の子連れでも同様ですが、やはりできればトイレの近くで。
トイレに付いているオムツ替え台を使うにも、お子さんを置いて自分がトイレに行くにも、近くが便利。

バシネットを使うなら、中央列の各セクションの一番後ろ(10kgまで)

新ビジネスクラスのシートでは、

各セクションの一番後ろ、中央の列

にバシネット(ベビーベッド)が付けられます。
そもそもバシネットが必要かは要検討。(→次の項で)

液晶画面の隣、シートガイドの置いてある、常設のテーブルに一部乗せる形で、
(隣の席を撮影したので、写真は左右反転してあります)

seat

こんな風にガッチリと設置してもらいます。

babybed

液晶画面正面に座って、横から見ると下の写真のような感じ。

babybed

バシネットは必要?

バシネットのメリット
・抱っこせずに、シットポジションで過ごせる
・隣の席から赤ちゃんを楽に抱き上げられる

バシネットがないと、シートがシットポジションの状態では赤ちゃんを寝かせておくスペースがないので、膝上に抱くか、シートをフルフラットにして寝かせるか、になります。
赤ちゃんがバシネットで寝ててくれれば、食事も映画鑑賞もシットポジションで楽しめます

また、隣の座席とのパーテーションを下げると、こんな感じになります。

 

バシネットの位置が座面よりも高いので、仕切りを下げれば隣の席からでも腰を曲げてかがまず、楽に赤ちゃんを抱き上げられます
ご夫婦と0歳児の赤ちゃん3人で隣同士の2席を使うなら、バシネットは便利かもしれません。

今までのシートであれば、赤ちゃんが寝ていない時にバシネットを荷物置きにできるのもメリットだったのですが、このシートでは常設の物置部分をバシネットで潰してしまっているので、バシネットのおかげで物を置くスペースが増えるという事はありません

バシネットのデメリット
・座面よりもかなり高い位置にあって、赤ちゃんの様子が見にくい
・圧迫感がある

ただし、バシネットは座席よりもかなり高い位置にあるので、フルフラットで寝ていると様子をうかがうにも起き上がらないといけないのが面倒です。
先日搭乗時も、フルフラットにして自分が寝る際に、赤ちゃんにアクセスしやすい添い寝に変更。

添い寝

以前のANAのビジネスクラスのシートも、体を横にすれば添い寝できましたが、
新しい”THE Room”のシートは横幅も広いので、フルフラットにすれば添い寝も余裕です。
身長約160cmの私は、赤ちゃんの隣に仰向けで足を伸ばして、普通に寝られました

そもそも添い寝が快適にできるので、バシネットの圧迫感でせっかくの広々空間を台無しにしてまでバシネットが必要か、何とも言えません。
先日の搭乗では、行きはバシネットを使ってみましたが、帰りの便は使いませんでした。

食事の間だけ付けてもらっても良いかもしれないけど、不要かな?

親2+子1(席不要)で乗るなら、基本は中央列2席前向き

ご夫婦とお子さん(2歳未満)で乗る場合、

中央列の前向き2席
が良いと思います。
シートマップ

ご夫婦が両脇に座り、お子さんがその間で遊んだり食事したりできるのでオススメです。

月齢が低くてお子さんの寝ている時間が長い場合には中央列の後ろ向き2席で、
通路側にお子さんを寝かせておいて、ご夫婦はパーテーションを挟んで近くに座り、フライトを楽しんでも良いかもしれませんね。

お子さんが複数の場合は、シュミレーションして検討!

お子さんが1人の場合を中心に書いてきましたが、複数いらっしゃる場合、年齢やお子さん同士の関係により状況が異なるので、一概には言えません。

例えば、2歳以上のお子さん2人、ご夫婦の場合、
お子さんが小さければ中央列で親、子のセットx2列にするのが無難ですが、
上のお子さんが少し大きければ、上のお子さんは窓側に座らせても良いかもしれませんし、
お子さん同士で楽しく遊べる歳なら、中央列にお子さん2人が良いかもしれません。

どんな組み合わせが良いか、色々とシュミレーションしてみてください。

ちなみに、4歳、0歳のいる我が家ですが、先日のフライトを踏まえ、次回のフライトでは、
・行き(私+子2人):中央列後ろ向き2席(私+0歳、4歳)
・帰り(夫+私+子2人):中央列後ろ向き2席(夫、4歳)+通路を挟んで窓側席(私+0歳)
を予定しています。

まとめ

最後にもう一度結論を。

お子さんが2歳以上
・親1、子1(席必要)→中央列の後ろ向き2席
・親2、子1(席必要)→中央列の後ろ向き2席、通路を挟んだ窓側席
お子さんが2歳未満
・親1+子1(席不要)→窓側席(ただし、バシネット利用なら中央列の各セクション最後席)
・親2+子1(席不要)→中央列の前向き2席
お子さんが複数の場合は、シートの特徴をふまえて、年齢や子供同士の関係性から検討

格好良くて、快適な新ビジネスクラス”THE Room”。
ご自身にあった席で、素敵な空の旅を楽しんでくださいね。