駐妻生活にも慣れてきた頃、二人目の妊娠が発覚!
St. Mary’s hospital(セント・メアリー病院)のプライベート病棟、
Lindo Wing(リンド・ウィング)で出産することに決めました。
分娩予約の方法とdeposit(予約金)支払い、midwife(ミッドワイフ:助産師さん)との面談内容をご紹介します。
これまでの受診記録もあわせてどうぞ。
妊娠初期①、妊娠初期②
妊娠中期
妊娠後期①、妊娠後期②
妊娠後期の健診
@ジャパンメディカルセンター
・妊娠28週 超音波検査、糖負荷試験、血算(貧血など)、紹介状
@Lindo Wing
・妊娠30週 超音波検査、midwifeと面談(、分娩予約とdeposit支払い)
・妊娠32週 超音波検査(、consultantへのdeposit支払い)
・妊娠34週 超音波検査(、麻酔費用の支払い)
@The Portland Hospital
・妊娠36週 超音波検査
・妊娠37週 超音波検査
妊娠30週 分娩予約とmidwifeとの面談
分娩予約はいつ?どうやって?
まずconsultant(お医者さん)の診察を予約します。
診察の時に分娩予約をして良いか確認され、お願いすると秘書さんが病院に連絡して予約してくれます。
consultantの予約は、病院見学などで連絡先をゲットしても良いし、
それまで日系のクリニックに通っていれば、予約してもらうこともできます。
midwifeとの面談の予約方法は? 〜突然の電話
はじめてLindo Wingでconsultantの診察を受けた2日後、携帯電話が鳴ります。
普段LINEばかりで普通の電話は鳴らないし、心当たりは病院しかありません。
先日もらったmaternity note(マタニティノート)に書いてある病院の番号を確認しますが、違います。
不審に思ってやりすごし、googleで電話番号を検索してみるとやはり病院でした…
コールバック。midwifeとの面談の日時を知らせる電話でした。

明日の15:30にmidwifeに会いにLindo Wingに来てください。

明日!?

無理ですか?また予約取り直さないといけないので、なんとかして来てください。
面談の時間は1時間ほどです。

あ、はい。行きます。
まだ妊娠30週だと育休に入ってない人多いですよね。
こんな直前の電話連絡で困らないんでしょうか…
予約金の支払いはいつまで?いくら?
電話を切った直後に、今度はメールが届きました。

予約確定のため、
病院へのdeposit £7,075(約100万円)を明日までに支払ってください。

明日!!
予約完了とdeosit請求のメールでした。
・患者側は、depositを病院に支払う
ことで互いに分娩の意思を確認し、予約完了とするとのこと。
期限が翌日とは、これまた急な話です。
セキュリティーメールで届いたため携帯では開けず、外出先から帰宅してPCで読んだのはもう夕方です。
depositを支払う時期も、支払い額も、見学でもらった紙に書いてあったので知っていましたが、慌てました。
予約金の支払い方法は?
支払い方法は、
・電話で支払い (カード払い)
・銀行振込
のどれかです。
夫の会社から費用補助があるため、本当は会社の口座から病院に振り込んでもらいたかったのですが、

もう夕方になっちゃったし、手続きがあるから明日までの振り込みは厳しいなあ。
と夫に言われ断念。
翌日midwifeに会いに病院に行くので、病院で直接支払う事にしました。

そういえばこのカードって月にいくらまで使えるの?

Council Tax(地方税)を払ったから超えちゃうかも…
(しばし調べて、)あー、両方払うと今月の限度額オーバーだね。
危なかったね。
ちょうどCouncil Taxを支払う月で、いつも使っているカードで両方支払うと今月の限度額をオーバーする事が判明。
£7,000の現金を持ち歩くのも不安だったので、別のカードを使いました。
カードの限度額、一度確認しておくと安心です。
予約金の支払い
midwifeとの面談の前にdepositを払うため、予約の30分ほど前に病院へ。

midwifeとのappointmentがあるんですが、その前に分娩費用を支払いたいです。
書類を渡されたのでサインして提出。

支払いはそこのofficeでお願いします。
廊下をはさんだ向かいの部屋へ。
・名前
・誕生日
・経腟分娩か帝王切開か(予定帝王切開のdepositは費用が異なり、£9,785)
を聞かれ、支払い完了。
その場ではカードのレシートのみ、2週間ほどで領収書が郵送されてきました。
面談
廊下の奥の外来受付に声をかけて、廊下の椅子で待っていると、
予約時間ちょうどにmidwifeが迎えに来てくれました。
妊娠中、最初で最後のmidwifeとの面談です。
検査の部屋へ行き、maternity noteを提出。
・血圧測定
・体重測定
・血液検査
・鼻スワブ採取(鼻の奥をグリグリされる)
を順にします。
鼻スワブは、MRSAという菌がいないかを調べるのが目的。
その後、トイレでビキニラインのスワブ(これもMRSA検査)を自分でとって、尿の採取もしてくるように指示されました。
検査が一通り終わると、別室でお話です。

コーヒーか紅茶飲む?

いえ、大丈夫です。

本当にいらない?私コーヒーいれてくるけど。

じゃあ、(置いてあるタップウォーターを指差して)水で。
病院を受診してコーヒーを勧められるとは思っていなかったので、驚きです。

これは長丁場になりそう。
今回の妊娠、過去の妊娠、今までの病気やケガ、輸血(transfusion)の有無、家族の病気などについて聞かれ、PCに情報を登録していきます。
英語が得意でない場合は、
・死産(stillbirth)や流産(miscarriage)など妊娠関連の単語
・今までした病気やケガ、持ってるアレルギー
については英語を調べておいた方がスムーズかもしれません。

てんかん(epilepsy)を起こした事はありますか?
喘息(asthma)はありますか?
などなど、病気について色々聞かれますが、
わからなくても簡単な英語で説明してくれるので、問題ありません。
わからない時にウンウンとうなずいてやり過ごすのは、危ないのでやめましょう。
日本人はやりがちですよね?私も疲れている時、ついやっちゃいます。
ちゃんと質問して説明してもらいましょう。
英語が母国語でない人用に、英語力についての項目もありました。

さすが移民の多いロンドン。
登録が終わると、大量のパンフレットをもらい、ざっと説明。
百日咳(whooping cough)と、冬だったのでインフルエンザ(flu)のワクチンも接種したことを確認されました。
百日咳ワクチンについてはこちら。
Lindo Wingのantenatal class(日本の母親学級や両親学級)のお知らせもありました。
3回で£400だそうです。

体の中の血液量が増えて貧血になる時期だから、鉄分をとってね。

赤ちゃんのためにビタミンDも必要な時期だから、天気の良い日は外を散歩して、ビタミンDの多い物食べてね。

朝食にブラウンブレッドの卵サンドとグリーンリーフサラダを毎日食べれば、完璧よ。
とオススメされました。

これで終わりね。
あーお腹すいた。私はインドカレー買って帰るわ。
この近くの〇〇ってお店、結構おいしいのよ。

私も夕飯はUberEATS(宅配)で楽しちゃおうかな。
あーインドカレー食べたくなってきた。
全部で1時間弱で疲れましたが、フレンドリーなmidwifeのおかげで楽しい面談でした。
食事の話をしたらお腹がすいてしまったので、向かいの建物のカフェでお茶してから帰宅。
union coffeeという店名ですがスターバックスのメニューが頼めます。
便利。
まとめ
St. Mary’s Hospitalの分娩予約が完了しました。
私は忙しくないので困りませんが、病院からの連絡(産後の訪問の連絡も含めて)はいつも直前です。
忙しい方や、旦那さんと一緒に受診したい方は要注意です。